生態系豊かな土壌づくり


種からのこだわりと栽培の工夫から生まれるKAGUREの野菜

最近、家庭菜園を始める方が増えており、栽培方法について多くの質問をいただきます。その中でも特に多いのが、病害虫対策(農薬)、雑草対策、そして肥料に関するご相談です。


しかし、実は農薬や肥料は可能な限り使用しない方が良いのです。雑草取りも大変ですが、その原因の多くは肥料の過剰使用や同じ作物を繰り返し育てること(連作)によるものです。多くの方が「栽培の工夫=肥料や病害虫対策、雑草取り」と考えがちですが、実は少し違います。


自然界では、雑草や病害虫も土壌のバランスを保つために存在しています。これを無理に抑えようとすると、かえって費用がかさみ、土壌の健康も改善されません。まずは土地の特性をよく観察し、その環境に合った作物を選ぶことが重要です。


なお、化学合成農薬は使用しませんが、市販の苗を購入する際は化学肥料や農薬が使用されている場合があります。また、天候不順などで作物が弱ると病害虫が発生することがあり、そのまま放置すると被害が拡大することも。そんな時は、有機JASで認可された農薬を一時的に使用することもあります。


稲作については、減農薬栽培を実践しています。

土壌のバランスを保つ方法とは

KAGUREでは、土壌のバランスを保ちながら、生命力あふれる野菜づくりを行っています。その方法は以下の通りです。

  1. 輪作体系:年間約50種類の作物を効果的に育てるため、作物の種類や順番を工夫して栽培しています。
  2. 混作とコンパニオンプランツ:異なる作物を一緒に育てることで、自然の相互作用を活かします。
  3. 土壌改良:太陽熱消毒や生体活性磁場、緑肥を活用し、土壌の健康を維持しています。
  4. 微生物の活性化:米糠や竹炭、天然ミネラルなどで土壌の微生物を元気にし、作物の成長をサポート。
  5. 作物の活力強化:海水、海藻肥料、ホタテ貝殻などで自然の力を取り入れて作物を元気に育てます。
  6. 病害虫防除:納豆菌や乳酸菌などの天然成分で害虫や病気を防ぎます。


さらに、炭素循環農法やソマチット農法を取り入れ、土壌の炭素・珪素バランスを整えることで、微生物の働きを活性化し、野菜の栄養価を高めています。2015年からは量子エネルギー(磁場)も活用し、野菜の生命力をより一層引き出しています。


こうした自然の力と最新の知見を組み合わせた工夫により、KAGUREの野菜は生命力に満ちた美味しさを実現しています。