かぐれのお米はコウノトリも訪れる生態系豊かな環境で栽培。農薬の使用は慣行栽培の半分以下に抑えています。
野中地区のお米は、豊かな自然の恵みと粘土質の土壌によって育まれた、格別の美味しさを誇ります。この地域の粘土質の土壌は、水持ちが良く、稲作に最適な環境を提供してきました。お米はこの土壌から十分な栄養を吸収し、ふくよかな味わいを育んでいます。
粘土質の土壌は稲に必要なミネラルを豊富に含み、保水性が高いため、安定した生育環境を維持します。そのため、野中地区で育つお米はふっくらとした食感と深い甘みが特徴です。
古今和歌集に詠まれた「いにしえの 野中の清水 ぬるけれど もとの心を 知る人ぞ汲む」という歌は、この地域の自然環境の価値とそれが育む恵みを称えています。この自然の恵みが、粘土質の土壌とともにお米の豊かな味わいにしっかりと息づいているのです。
コウノトリも訪れる田んぼ
稲刈りの様子
「腸内環境と植物の土壌環境は似ています」
私たちの体の中にある腸内環境と、植物が育つ土の環境には共通点があります。どちらも微生物の力が大きな役割を果たしているのです。
健康な体を維持するためには、バランスの取れた食事が必要です。食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると体に負担がかかり、腸内環境が乱れます。その一方で、食物繊維や発酵食品を摂取することで、腸内の良い微生物が増えて体調が整いやすくなります。
これは植物にも同じことが言えます。肥料や水を与えすぎると、病気や害虫が発生しやすくなりますが、適量の植物繊維(腐植)や発酵資材を使用することで、土壌の微生物が活性化し、植物が元気に育ちます。
つまり、人の腸も植物の根も、微生物のバランスが大切なのです。腸内環境を整えることが健康維持につながるように、土壌環境を整えることが植物の健やかな成長に役立ちます。