先週、子どもたちの【仕事収束】事例から、なぜ子どもたちは仕事をすることでそんなにイキイキするんだろう?なんでボランティアではなく仕事に意識が向かっているのだろう?という設問を立てたのですが、先週の勉強会で、「その問い自体がおかしい」との議論になったんです!
なぜか。
それは、子どもたちが仕事をすることでイキイキしている(=活力△)ことは特別なことではない。本来、生命(生物)にとって生産(代謝と生殖)は活力源=生きることそのものである。
だから設問としては、「同じ仕事をしているのに、なぜ大人はこうも活力がないのか?」という方が、本質が捉えられる、と。
なるほど。
子どもたちからは、「嫌々強制されて働いてるから!」「お金のためだから!」といったするどい意見も・・・。
(その時は大人として恥ずかしかった・・・)
大人たちの狂った労働観が根底から問われています!
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■働くことは、苦役ではなく活力源
現在の労働基準法の原型は、欧米では150年前、日本では100年前ぐらいにまで遡り、工業化が進むなか劣悪な環境の工場で働く労働者救済を目的につくられ、「労働は苦役」が大前提にある。その大前提のもと、労働時間などの集団的保護とストライキ権を軸に、均質な社会にする画一的な法として成立した。
その後、社会の変化のなかで一部変更されているが根本の大前提は何も変わっておらず、今や「法と実態が大きく乖離」している。
かっては誰もが貧困からの脱出、豊かさ追求が活力源であった。それゆえ、強制圧力の労働下にあっても、豊かさを手に入れるために意欲を保持していた。そして豊かさ獲得のための労働は、権利主張の対象となり、労働基準法はそれに応える機能を果たしていた。
それゆえ、強制圧力の労働下にあっても、豊かさを手に入れるために意欲を保持していた。そして豊かさ獲得のための労働は、権利主張の対象となり、労働基準法はそれに応える機能を果たしていた。
しかし高度成長期を経て豊かさを実現した1970年頃、豊かさ追求は目標ではなくなり、人びとは市場拡大を絶対とする価値観から新たな活力源・価値を探索しだし、「自然収束」「(モノから心⇒)人収束」の意識潮流が登場する。
そして1990年バブルが崩壊すると、’90年代を通じて私権(身分・金)の衰弱と社会の閉塞感が強まり、2002年にニューヨークバブル=世界バブルが崩壊すると、秩序収束から「課題収束」の潮流が登場する。
(※参照:
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全)
そして、2011年東日本大震災・原発事故を契機に、『危機感』とともに、自然収束・人収束・課題収束に塗り重ねられた、『地域を守る』、『自分たちの活きる場は自分たちで生み出していく」』という本源意識が高まっている。
その意識の高まりを受け、今の若者の意識潮流は、現在の社会に対する不全(お上に対する不全・不信)を抱えつつ、「社会の役に立ちたい」が中心軸にある。(※参照:2013年内閣府「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」リンク)
■働くことは、私権対象ではなく共認充足対象
人びとの期待に応えることは活力源であり、働くことは人びとの期待に応えられる対象である。
そして時代は、これまでの手法・常識はまったく通じない答えのない未知の世界に入っており、限られた経営層だけでは答えが見出せない。
人びとの期待に応えるためには、社員の誰もが組織の当事者として経営者として、皆と追求し続け主体的に組織を動かすことができる「共同体」こそが時代に適している。
強制圧力を脱した共同体の中で、内発喚起された主体発で仲間と可能性を求めて追求し、人々の役に立つ仕事をすることほど、楽しく活力がでるものはない。
(若者を中心に)人びとにとって働くことは、苦役ではなく活力を得る対象に、私権獲得の対象から人びとの役に立ち共認充足する対象に、大きく転換している。
それを時代遅れの旧い価値観念(労働は苦役)、それを盾に社会的に強制圧力をかける労基法、それを正当化し大衆洗脳するマスコミは、人びとの本源欠乏を封じ込め、人びとの充足対象を奪う対象でしかない。
(こちらより引用させていただきました。)
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子どもたちの活力アップの理由を「初めて仕事したからじゃないか?(最初だけだよ)」とする意見もありました。
でも、初めて社会にでる=仕事するという点では、小中学生も就活生も一緒です。
なのに、小中学生はワクワクするー♪と活力アップ。一方、就活生は自分のやりたいことは何だろう・・・?とか、福利厚生は?プライベートは?とか不安でいっぱい。
という現実を説明できません。
この差は一体どこからくるのでしょうか。
小中高、大学と私たちはずーっと学校という空間で勉強だけをする中で、(勉強って基本自分のためにやらされるものなので)自分しか対象化しなくなる→自分脳になってしまっているのかもしれません><。
観念支配からの脱却、自分発から相手発への転換が必要です!
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