健診・検診(含む人間ドッグ)、「受ける」のが当たり前から、「受けない」のが当たり前になる時代へ

「受ける」のが当たり前から、「受けない」のが当たり前になる時代もそう遠くはないのかもしれない。。以下、http://kenko.club-daishizen.com/index.php?%E6%A4%9C%E8%A8%BA%E3%81%8C%E7%97%85%E6%B0%97%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B からの引用です。

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新潟大学教授 世界的な免疫学の権威者 安保徹氏

 (安保氏の血圧は180、総コレステは330)

「受けない理由は、受けたきっかけに間違った医療に引きずり込まれてしまうことに気づいたからです。例えば、最近まで総コレステロールの値が220mgを超えると高脂血症だといわれていたのですが、私が調べてみると、健康な大人の平均が220mgからプラスマイナス50の範囲だったのです。薬を飲むとコレステロール値は確かに下がるけれど、同時に、コレステロールを生産しているミトコンドリアも減る。ミトコンドリアは、筋肉や肝臓や脳にエネルギーを供給する「元気な素」だから、これが減ると、筋肉を維持できなくなる。その一例が横紋筋融解症で、筋肉が発達した成人男子なら3年くらいで車椅子生活になってしまいます。

この基準を決められた当時は、コレステロールに関する知識が乏しく、単に『動脈硬化の原因である』という考え方しかなかったわけです。しかし、ある時代に正しいとされていても、時を経て振り返ってみると間違っていたということは珍しくないし、避けようがないのです。

血圧の基準値も『血圧が高いと血管が破れてしまう』という物理的な心配が優先され、最高血圧140mm以上で高血圧と診断されます。でも現実を見ると、血圧が200以上で100歳を超える元気なお年寄りがたくさんいます。血圧の高低は、遺伝的要素で決定される傾向が強く、身長の高低と同じようにその人の個性なんです。」

 

早稲田大学国際教養学部教授 池田清彦氏

「何よりも、検査を受けて結果が出るまでに『大丈夫かな、病気だったらどうしよう』って心配するのがいけない。これって、すごく免疫力を下げることなんです。免疫力が下がったらがんが増殖してしまうから、いつもニコニコと笑っている人のほうが確実に免疫力が高くなるんです。それに、X線などで必要以上に放射能を浴びるのは体に悪いですよ。

70歳以上は高血圧の人のほうが長生きすることがわかっています。コレステ値に関しては、総コレステが低いほうががんになりやすく、250mg前後の人が一番長生きするというデータがあります。僕の総コレステは260mgくらいだから、データ的には十分長生きできるというわけです」

 

経済学者 拓殖大学学長 渡辺利夫氏

「日本のすべてのがんの3.2%がCT検査に由来するという調査結果もあります。がんの可能性は極めて低いのに、検診でがんになるというのは、おかしな話ではありませんか。また、CT検査を原因として発症した肺がんの潜伏期間は2~3年であるのに対し、喫煙による肺がんの潜伏期間は約25年だそうです。私はこの結果を見て、肺がん検査など一切せず、タバコを吸い続けることに決めました。

 

アメリカの権威ある医療機関で検診を定期的に行った人と放置した人の肺がんの死亡率を10年にわたって調査した結果によると、6年を境に、検診を行った人たちのほうが死亡率が高くなっているのです。検診によってがんの発見率は高くなっても死亡率は変わらず、むしろ上がるというのです。それならば、痛い思いをして毎回病院に行って検査するよりも、残された時間を有意義に使ったほうが人生が豊かになると思うのです」

 

鶴見クリニック 鶴見隆史氏

「よほど健康に自信があれば健診を受けてもいいかもしれないが、ほとんどは自動的に病人にさせられるのが現状。異常があればすぐに薬を処方し、本当の病気にさせられてしまうのです。

 健診の前に甘いものなどを食べ過ぎれば、血糖値が高くなるのは当たり前。しかし、たった1回、血糖値が高かったという結果が出ただけで、病人という烙印を押され、インスリン投与が開始されます。半年も打ち続ければ自分でインスリンを作ることが出来なくなります。

1965年には22.5万人だった糖尿病患者は、現在880万人にも増えて、予備軍を含めると2200万人にも上ります。

 食生活も関係していますが、薬で儲けたい製薬会社のワナにまんまとハマった結果ではないかと考えています。対処療法は西洋医学の本質です。外傷などの救急には効果を発揮しますが、予防という観点はなく、がんや糖尿病などの慢性病には弱い。さらに根治も出来ない上、薬漬けの日々を送ることで副作用が出たり、新たな病気を引き起こしたりすることもある。

見かけだけをよくするのが現代の医療なのです。治療をすることで検査の数値はよくなって正常になったように思えても、細胞は劣化し、寿命は確実に縮まります。実際、アメリカでの死因の1位は、医師たちの医療過誤なのです。私は日本でも医療過誤の死者の多数含まれているのではないかと疑っています」